産後のお悩み④新生児黄疸が出た!?基準値や危険性が知りたい!

出産を終え、間もなく家に帰れる!と思った矢先に告げられる「新生児黄疸」という言葉。

「赤ちゃんが一緒に帰れないかもしれない」そう言われてショックを受けるママさんは少なくありません。

新生児黄疸とは何のことなのでしょうか?

普段あまり聞きなれない新生児黄疸とは何のことなのか、またどんなリスクがあるのか見ていきましょう。

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新生児黄疸とは何のこと?

赤ちゃんが「新生児黄疸」と言われると、ドキッとしてしまいますよね。

私も3度の出産を経験し、3人とも黄疸の値が強かったため、退院が長引くかもしれないと言われました。

最初に聞いた時には、ショックで涙が止まらず、ネットで検索しまくりました。

 

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新生児黄疸とは何のことなのでしょうか?

生まれて2日目ごろの赤ちゃんはだんだんと体が黄色くなってきます。

顕著に表れるのが白目です。

これはどの赤ちゃんでも少なからず出る症状で、決して病気というわけではありません。

赤ちゃんは赤血球が壊れやすく、赤血球が壊れることで中に入っているヘモグロビンが出てきます。

このヘモグロビンはビリルビンという成分に変わります。

大人でも赤血球が寿命を迎えると、この現象は起こるのですが、大人の場合はビリルビンを尿や便と一緒に排出する機能が出来上がっています。

赤ちゃんはまだこの排出機能が出来上がっていません。

そのうえ、赤血球が壊れやすいので、大量にビリルビンが作られてしまい、一時的に血液にビリルビンが溜まってしまいます。

これが「新生児黄疸」の正体です。

溜まったビリルビンが次第に排出されていくと、新生児黄疸も落ち着いてきます。

大体生後2週間ほどで新生児黄疸は消え、赤ちゃんの皮膚や白目も正常な色に戻っていきます。

ではなぜ「新生児黄疸」で治療が必要な場合があるのでしょうか?

 

新生児黄疸の原因は?危険はあるの?

 

新生児黄疸の原因はいくつか考えられます。

まずはお母さんと赤ちゃんの血液型が違う場合です。

「血液型不適合妊娠」と言われ、この場合に黄疸が強く表れることがあるようです。

また母乳性黄疸といって、母乳をあげると黄疸が出やすいこともあります。

1ヶ月ほどで収まりますので、自己判断で母乳をやめる必要はありません。

ただし、溶血や胆道閉鎖症といって、重い病気の可能性もあるため、病院の判断には従うようにしましょう。

 

新生児黄疸の基準値の見方は?

 

出産後、病院では毎日赤ちゃんのビリルビンの値を計ります。

この数値が一定値を越えた場合、光線治療が行われます。

  • 生後24時間:ビリルビンが12mg/dlを超えるとき
  • 生後25-48時間:ビリルビンが15 mg/dlを超えるとき
  • 生後49-72時間:ビリルビンが18mg/dlを超えるとき
  • 生後72時間以上:ビリルビンが20mg/dlを超えるとき

ビリルビンの値が高い状態が続くと、核黄疸といって脳に影響が出ることがあります。

今ではほとんど核黄疸になる赤ちゃんはいませんが、そうならないためにもかわいそうに思えるかもしれませんがしっかり光線治療でビリルビンの値を下げるようにしましょう。

 

新生児黄疸で退院が延びることはある?

 

新生児黄疸で実際に試してみて退院が延びることはあるのでしょうか?

病院の規定にもよりますが、長女のときは実際に退院が延期になりました。

光線治療が必要なレベルではなかったのですが、ようすを見るために入院になったようです。

初めての子供ということもあり、先に退院しても毎日泣いてばかりでした。

母乳を絞って、毎日病院に届けていましたが、1週間もたたずに赤ちゃんも退院することができました。

そのときは長く感じましたが、これから何年も一緒にいることを考えればあっという間です!

寂しく感じても、赤ちゃんのために、少しだけ我慢してお母さんはゆっくり休みましょう♪

 

産後のお悩み④新生児黄疸が出た!?基準値や危険性が知りたい!まとめ

 

新生児黄疸が出た場合の危険性や基準値の見方についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?

新生児黄疸といっても、生後間もないうちは誰でも出るものですので、ほとんどは心配がいらない場合が多いです。

一部の赤ちゃんは退院が延期になることもありますが、黄疸の値が下がればすぐに退院できますよ♪

入院となると心配になってしまいますが、病院にいれば安心ですので、お母さんはゆっくり休む期間だと思って気楽に過ごすようにしましょう!

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