子連れにおすすめのキャンプ施設はコテージ・ヴィラ・ロッジ・バンガロー?違いを解説!

「子どもとキャンプを楽しみたいけど、どの宿泊施設を利用したら良いのだろう?」というお悩みを抱えていませんか。

コテージやヴィラ、ロッジ、バンガローなど、さまざまな呼び方があるので、違いが分からず混乱している人も多いのではないでしょうか。

 

大人だけのキャンプとは違い、子連れキャンプは制限も多くなります。

そのため、事前に違いを知りながら、最適な宿泊施設を選択したいところです。

 

当記事では、ヴィラ・コテージ・ロッジ・バンガローそれぞれの特徴を解説しながら、子連れにおすすめの施設をご紹介します。

子連れキャンプを計画中の方は、ぜひ参考にしてください。

ヴィラとは?

「ヴィラ」とは、もともとラテン語の「villa」という言葉からきています。

古代ローマで邸宅や農場を表す言葉でしたが、その後各国に伝わり「別荘」などの意味で使われるようになりました。

 

現在も、イタリア語やフランス語、英語などで「ヴィラ」という言葉が使用されています。

villa

1 (郊外の)邸宅, 屋敷;別荘

farsi una ~ in collina [sul lago]|丘陵地[湖畔]に別荘を建てる

引用:コトバンク

 

日本では、シャワーやトイレ、キッチン、ベッドなどが付属したハイクオリティな設備を指すことが多いようです。

宿泊料金も比較的高額で、別荘のように快適に過ごせる施設がほとんどです。

コテージとは?

コテージは、英語で田舎の一軒家や小さな別荘を指す言葉です。

cottageとは

意味・対訳
(いなかの農民・鉱員などの住む)小家屋、いなか家、コテージ、(避暑地の)小別荘

引用・weblio辞典

 

一棟貸しの別荘のことで、ヴィラほどの高級感はありませんが、キッチンやシャワー・トイレなどが揃っています。

電気やガス、水道なども通っているため、自宅にいる感覚で宿泊できます。

 

キャンプ場に建てられている場合が多く、施設によっては薪ストーブやエアコンなどの空調設備などが付いていることも。

アウトドア初心者でも、不自由なく楽しむことができるでしょう。

ロッジとは?

「ロッジ」はもともと「山小屋」を示す言葉です。

lodgeとは

ロッジ、バンガロー、山小屋、観光地の旅館、山荘

引用:英辞郎

 

山に建てられているログハウスのような丸太小屋を指すことが多く、トイレやシャワーといった必要最低限の設備は整っています。

登山などで宿泊する人が使用するケースが多いでしょう。

 

コテージよりも設備が少なく、冷蔵庫やキッチン、冷暖房などが付いていないところもあります。

バンガローとは?

バンガローは最も簡易的な宿泊施設です。

バンガロー【bungalow】 の解説
1 インドのベンガル地方の民家形式に基づく平家建て住宅。軒が深く、正面にベランダをもつ。

2 キャンプ場などに設ける、木造の簡易な宿泊施設。

引用:goo辞書

 

英語でも「bungalow」という言葉がありますが、日本で言う「バンガロー」よりも立派な平屋を指す場合がほとんどです。

日本におけるバンガローは非常にシンプルなものが多く、トイレやバスも共同で使用します。

 

価格相場は一棟あたり5,000円~8,000円程度で、雨風を凌ぐための家屋と考えると良いでしょう。

電気は通っており、裸電球などで明かりがつくところがほとんどです。

子連れにおすすめのキャンプ施設は?

キャンプ施設は上記のようにさまざまですが、最もおすすめなのはヴィラやコテージです。

ホテルのように快適に過ごすことができるので、子供がいる家族にもぴったりでしょう。

 

ただし、ヴィラは高額になることが多く、場所によってはホテルよりも高いことも。

価格を抑えたいのであれば、コテージが無難でしょう。

 

適度な不便さとアウトドアの良さを体験しながら、快適に眠ることができます。

冷暖房完備であれば、季節関係なくアウトドアを楽しめますよ。

子連れキャンプを楽しむ際の5つの注意点

子連れキャンプは子供にとっても親にとっても良い体験になります。

良い思い出にするために、下記の点に注意するようにしましょう。

  • 設備を確認しておく
  • 準備は念入りにする
  • リスクヘッジをしておく
  • 無理に決行しない
  • キャンプのマナーを説明しておく

設備を確認しておく

まずは、設備を確認しておくことが大切です。

先述したように、施設によって設備が異なります。

 

同じ「コテージ」という名称であっても、冷暖房の有無や冷蔵庫の有無などはさまざまです。

事前に設備を確認して、足りないものはレンタルや購入で揃えておくようにしましょう。

 

キャンプは近くにコンビニやスーパーがないところもあります。

ホテルのように売店もないので、しっかり確認しておくことが楽しいキャンプの秘訣です。



準備は念入りにする

次に、準備は念入りにしておくようにしましょう。

子供がいる場合は、特に注意が必要です。

 

たとえば、着替えは多めに用意しておいた方が良いでしょう。

また、虫よけ対策アイテムも必要です。

 

足りないアイテムがあると、一気にキャンプがつまらなくなってしまいます。

キャンプに必要な持ち物については、下記の記事でも紹介していますので、参考にしながら用意を整えていきましょう。

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リスクヘッジをしておく

キャンプにはリスクが付き物です。

小さな子供がいる場合は、特に危険も多くなるので注意しましょう。

 

主に気を付けたい点は、下記の通りです。

  • 虫刺され
  • 火や刃物などの危険物
  • 川遊びなど水の危険
  • 迷子になるリスク

 

虫よけスプレーやホイッスルなどを用意しておくと、万が一の時でも安心です。

 

また、川には近づかない、など子供にしっかり言い聞かせておくようにしましょう。

親も必ず子供から目を離さないようにしてください。

無理に決行しない

次は「無理に決行しない」という点です。

コテージやバンガローは雨風を凌げるため、基本的には天候に左右されません。

 

冷暖房完備の施設なら、夏や冬でも利用することができるでしょう。

とはいえ、台風や猛暑日などは注意が必要です。

 

山の中は停電の心配もあるので、天候が荒れる場合は無理に決行しないようにしましょう。

体調がイマイチな場合も、無理せず控えるのが賢明です。

キャンプのマナーを説明しておく

最後は「キャンプのマナーを説明しておく」という点です。

必ず説明しておきたいマナーを見ていきましょう。

大きな声を出さない

思いっきりはしゃいでも良いですが、外で奇声や叫び声はあげないように言っておきましょう。

「お昼寝している人もいるからね」などと、なぜダメなのかを説明しておきます。

 

ずっと静かにしておく必要はありませんが、常識の範囲内で楽しむようにしましょう。

テンションが上がってきてしまったら、コテージ内に一度入るなどの対応も必要です。

ボール遊びの場所に注意する

ボール遊び自体が禁止になっているキャンプ場もあります。

それほど、キャンプ場でのボールは危険が伴うのです。

 

たとえば、バーベキューや焚火をしているところにボールが飛んでいくと、火傷の危険があります。

また、ボールを追いかけて行って、転落してしまうリスクもあるでしょう。

 

広場があるキャンプ場なら良いですが、基本的にキャンプ場にボールは持って行かない方が無難でしょう。

キレイに使用する

「来たときよりも美しく」

これがキャンプ場のマナーです。

 

コテージやバンガローで楽しく遊ぶのは良いですが、借りている建物であることをしっかり説明しておきましょう。

外でゴミを捨てるなどもってのほか。

 

しっかり後始末をする姿を見せて、子供たちのお手本になりましょう。

我が家の子供たちも、最後はしっかりゴミ拾いをして、コテージに「ありがとう」と言ってから帰るようになりました。

まとめ

ヴィラ・コテージ・ロッジ・バンガローの違いを説明してきました。

正直なところ、どの呼び方にもはっきりした定義があるわけではありません。

 

同じ呼び方であっても、施設によって設備や立地は異なります。

子供を連れて行くのであれば、よりしっかり確認しておくようにしましょう。

 

コテージやバンガローでのキャンプはリスクが低いとはいえ、危険も伴います。

事前に子供たちにしっかり説明して、安全にアウトドアを楽しみましょう。



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